1917年にバスケットシューズとして誕生した「CONVERSE・コンバース」。
オールスター、ジャックパーセル、ワンスターなどが代表的なアイテムで、100年以上の歴史を持つ世界的に人気のブランドです。
チャックテイラーとはそもそも何?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実際にチャックテイラーCT70と日本のオールスターを履いてきた体験をもとに、違いやサイズ感などについてご紹介します!
チャックテイラーCT70とコンバースオールスターの違い
チャックテイラーとは、コンバースオールスターの一つで、かつてのプロバスケットボール選手の名前で、チャックテイラーの文字が入ったスニーカーを販売している時期があり、その頃のデザインをシューズがチャックテイラーと呼ばれています。
チャックテイラーを復刻したモデルのことで、CTは「Chuck Taylor」の略で、70は、1970年ごろに製造されたモデルを復刻したモデルということです。
「Chuck Taylor All Star ’70」通称、「CT70」ということですね。
ちなみにCT70は海外のモデルであり、コンバースジャパンでの取り扱いがないため、日本での入手は困難とされています。
「何が違うの?」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
以下ご覧ください。
ヒールパッチ
オールスターは白地に黒文字で「ALLSTAR」と記載されています。
チャックテイラーは黒地に白文字で星やCONVERSE ALLSTARと記載されています。
ヒールパッチは黒の背景に白の大きな星を含めた3つの星は「スリースター」と呼ばれ当時のディテールを復刻したデザインで、またチャックテイラーの文字がわかりやすいですね。
パッと見ですとこのヒールパッチがいちばんわかりやすい違いと言えます。
※「2013年から2017年の旧型CT70のヒールパッチ」と「2018年から新型CT70のヒールパッチ」はデザイン変更がありました
トゥキャップのシルエット
コンバースオールスターとチャックテイラーの見分け方として、ヒールパッチと同様に、細長い雰囲気とトゥキャップのシルエットに注目です。
トゥキャップのシルエット、形が「やや鋭くなっているか」「丸みがあるか」という違いがわかりやすいです。
インソール
チャックテイラーはインソールのクッション性が抜群の履き心地をもたらしてくれます。
クッション性が高く、長時間の歩行でも疲れにくい仕様で、また耐久性にも優れていて、取り外しができて洗えるようにもなっています。
※2018年以前のモデルですと外れないものがあるとのことです。
インソールを外すと、水色のミッドソールが現れます。
(筆者が所有しているものは外れません・・)
このミッドソールが衝撃を吸収し、歩きやすさを実現してくれます。
CT70の機能面の高さを感じる大きな部分ですね。
オールスターのインソールはやや薄く、歩き疲れやすいというイメージを抱いています。
シューレース(靴紐)
CT70に採用されているシューレースは「コットン100%」で肉厚な感じで、触り心地が全然違います。
ちなみに日本規格のオールスターは「ポリエステル混紡のシューレース」で軽さを感じます。
高級感を感じさせてくれる靴紐の存在は大きいですね。
サイドステッチ
サイドのステッチが入っていますが、(オールスターでよく隙間ができた部分)
これが破れやすさを補ってくれています。
大きさ
オールスターよりもチャックテイラーの方が大きく作られています。
細長くて、つま先トゥキャップの丸みに鋭さを感じるのがチャックテイラーの特長です。
こちらの画像でなんとなくお分かりいただけるかと思います。
価格
オールスターはリーズナブルな印象ですが、チャックテイラーは作りがしっかりしている分高めの値段設定になっています。
クオリティが高く、お手頃な価格帯で購入できるため、韓国などで購入される方が多いようですね。
ちなみに韓国での価格帯は、日本円で約9000円前後です。
CT70とオールスターの見た目
つま先の部分、トゥキャップの形、ボリューム感が違いますよね。
CT70のアウトソールはツヤがあり光沢感があるのに対して、オールスターはマットな白という印象です。
また、CT70の方がかなり分厚く(約5mmほど)、日本のオールスターより硬いです。
つま先が反り上がっているという形状の違いもあります。
素材
素材のキャンバス生地は、日本のオールスターは12オンスの生地が採用されているのに対し、CT70は14オンスで耐久性が高いです。
素晴らしいクオリティでカラーバリエーションも豊富なので何色も揃えたくなるのがCT70の魅力です。
筆者は2足所有していますが、こちらのセラミックの色味はかなり気に入っています。
チャックテイラーCT70とコンバースオールスターのサイズ感
チャックテイラーCT70と日本のコンバースオールスターのサイズ感についてご紹介します。
筆者はCT70とオールスターは同じサイズを履いています。
ワンサイズアップしたCT70を履いていたこともありますが、やや細く作られているため違和感なく着用することが出来ました。
個人差はあるとは思いますが、日本のコンバースオールスターと同サイズ〜ワンサイズアップで着用できるのではないかと感じています。
まとめ
実際にチャックテイラーCT70と日本のオールスターを履いてきた体験をもとに、違いやサイズ感などについてご紹介しました。